世界のことを考えてみる
生活に満足しているかということはさておき、日本は豊かで平和です。
しかし、世界中では貧困や紛争で苦しむ人が今も尚、大勢います。特に世界の貧困層が、サブサハラ・アフリカにますます集中し続けています。なぜ、貧困や紛争がなくならないのでしょうか。
そこにはいくつかの複雑な要因があり、過去の歴史的な問題、先進国の「援助」の仕方、当事国の政府の問題、国際的な法の内容、メディアによる報道の仕方、そして先進国の都合を優先した労働問題、農業政策、環境問題などがあります。先進国の都合を優先したことで生じる問題について、私たちは目を背けてはいけません。
簡単に言うと、安く売るために現地の労働者をかなりの劣悪な労働条件で働かせたり、先進国のし好品を栽培するために森林を伐採したり、彼らの主食となる穀物栽培を後回しにしてしまったり、化学肥料、農薬などを使って現地の環境を汚染していたり…などです。
私たちが普段何気なく購入しているものが、世界の人を苦しめているとしたら?
そうならないためにフェアトレード商品を選ぶことが必要です。チョコレートやコーヒーなどのし好品も適正価格で大事にいただく必要がありますし、普段来ている衣服などのファッション商品も、どのような環境で作られているかを知る必要があります。