フェアトレードとは
フェアトレードという言葉は、よく耳にするようになってきましたが、意味を理解しているでしょうか。
FLO(国際フェアトレード認証ラベル)、WFTO(世界フェアトレード機関)、EFTA(欧州自由貿易連合)の3つ団体からなるネットワークでは、以下のように定義しています。
「フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フェアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。」
日本を含め先進国では、途上国で生産された日用品や食料品が低価格で売られています。その安さを生み出すために、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりしています。
生産者が品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、自然環境にもやさしい持続可能な取引のサイクルを作っていく必要があります。
フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。
適正な価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を目指します。
お互いに顔の見える関係性を築き、公正な取引を行うことでお互いの幸せにつながることでしょう。
そのためにフェアトレードはとても重要なことです。